2026/05/03 12:44


近年増えている熊による人身被害
山の中での遭遇や事故だけでなく、街まで下りてきてしまい時には人を襲ってしまうことも・・・
人間にも熊にも不幸な事故が毎日のようにネットやTVで報じられていた2025年でしたが、今年はどうなるのか。

熊の出没が増えている原因は色々なことが言われており、地域により状況も違うので一概には言えない気もしますが、春夏秋冬週3で山に入っている個人的な肌感としては、近年野生動物たちとの遭遇率が増えていると感じます。
個体数が増えているかどうかは、数を正確に調査することも全ての個体の行動範囲を把握することもほぼ不可能。
もちろん地域により状況も違うと思います。

去年頻繁に騒がれていたメガソーラーや風力発電による開発で野生動物が棲む場所を失っているという話もありましたが、これも地域により違うでしょうしそもそもメガソーラーや風力発電が無い地域でも熊の出没は増えていることが明らかになってこの見解は下火でしょうか。

山奥に居た熊たちが山奥を捨てて街へ降りてきているという話もありますが、これも疑問が残ります。
もし本当に山奥にいた熊が生息地を麓へ移しているのであれば山奥の熊の密度は薄くなるはず。


でも実際には、車で入れるような道や登山道からも外れて地図上では水線の無くなるところまで釣りあがるような山歩きをしている身としては、上から下まで彼らの痕跡を多く見ますし実際彼らに遭遇もします。
つまり奥も手前も熊や野生動物が居て、テリトリーや食べ物のキャパシティーを個体数が上回り、山から溢れているようなイメージを持っています。
これは熊だけでなく鹿や猿、猪など他の動物にも言えるのかなと
あくまで私の行動範囲での話でですが。

また、オスの熊は子供を連れたメスと遭遇するとその子供を襲い、命を奪うと言われています。
これは、子供を失ったメスが再度発情することで、オスが自分の子孫を残すためだと言われていますが、山を歩いていて滑落や落石による危険のない場所で子熊の亡骸に遭遇することがあり、なぜ?と思いましたが血の繋がりのないオスにやられたのかもと納得する部分もあります。
熊たち同士の距離感もありますし数が増えたからと言ってみんなで仲良く暮らしましょうとはならない。
オスから子供を守りたいメスやまだ力のない若い子たちが強いオスのテリトリーから弾かれることになり人間の生活圏まで下りてきてしまうのではないかな?と思うところもあります。

またドングリなどの木の実の不作により食べ物が無い為に熊が降りてきているという話もあります。
これは確かにそうだなと思う所もあり、ただ木の実が全く無いわけでもない。


繁に熊の出没が騒がれた2025年10月の北海道トリップの際、道南を中心に3週間ほど釣り歩きましたが熊の糞を観察するとドングリを沢山食べている糞が多くある場所もあったり、逆に去年この時期は沢の岸にいっぱいドングリが流れ着いていたけど今年は無いな~というところも。
場所により不作はあったかもしれませんが場所により差があり、すべてをこのせいにするのも違うんじゃないかなと感じました。

また熊は栗が大好きな印象があり、栗の木の下で遭遇することも多く、山を歩いていて栗が落ちていると近くに熊が居るんじゃないかと条件反射的に緊張します。
群馬で遭遇した親子は、夜車で走っていると民家の栗の木がゆさゆさと揺れていて・・・
よく見るとお母さん熊が栗の木を揺すり、道路に落ちてきた栗を夢中で子熊がむさぼっていました。
熊たちも生きるのに必死ですから食べ物を求めて可能性を模索する
人間が怖いと思っていない個体は、脅威が少なく効率よく食べ物にありつけるのであれば人間の生活範囲にも侵入してくるのは当然かなとも思います。

複合的な理由が今の現状につながっているのかもしれませんが、本当のところはどうなんでしょうね?

山に入る身として熊だけでなく、鹿や猪、リス、鳥、虫、そしてもちろん魚達も
山に棲むすべての動物に敬意と恐れをもって入山しています。
そして、人間もその一部であり同じ動物
山の中では特別ではないし頂点でもない。
ひとたびそこに立てば人間界のルールなんて関係ない山のルールの中に放り込まれます。
彼らと時に折り合いをつけて、また時にせめぎあって山の中で各々の時間を過ごしている
人間も野生動物達もこの土地に住む仲間のようなもの。

そして、人々がそれぞれ性格が違うように動物達も各々性格も違います。
用心深い子もいれば好奇心が旺盛な子もいる。
おっちょこちょいな子もいたり賢い子もいたりするわけで、これは魚も鳥も他の動物も同じ。
そして、気分もその時々で変わるのだと思います。
よくよく観察しているとそれがうかがえてとても興味深い


「山は野生動物住処だから入るべきではない」
という考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、そもそも人間も昔から山で生活してきました。
多分、釣り人や沢屋さんじゃないと見る機会が無いかもしれませんが、何時間もかけて道なき道を進んだ先に、先人たちの生活の痕跡を見ることもある。
昔の人はこんな山奥で生活していたんだな・・・と、人と自然のかかわりを感じます。

隔離して考えるのではなく実際に山へ入り深く知ることで距離感や適切な行動を身につけることが動物たちとの真の共存につながるのではないかと思うのです。

だいぶ前置きが長くなりましたが、それを踏まえて今回お話しするのが熊や野生動物とのトラブルを避けるために個人的に行っている行動、装備と考え方、そして熊撃退スプレー用のホルスターを作った経緯のお話。
あくまで釣り人目線のお話が中心となりますが、山菜取りや登山などで山に入る際も共通の部分があると思います。
偏った見解や意見が前提のお話とした上で、参考にしていただけたら嬉しいです。
では行ってみましょう!

【適切な距離感を保つことの重要性】
先ず野生動物とトラブらない為には、出くわさないのが一番です。
でもまあ山に入れば、ほぼ毎回何かしらの動物に出逢うのではないでしょうか?
彼らの生活圏へ足を踏み入れるわけですからこれは当たり前のこと
そこでこの時の距離やシチュエーションが重要だと考えています。
個々に性格の違いがあるとはいえ基本的に野生動物はリスクを冒したくないはず
手当たり次第にケンカを売って怪我をすることはリスキーですし、生き残ることに無駄ですよね。
変な棒きれを持った二足歩行しているサルのでかいやつ?みたいなのが来たーってのが動物側から見た釣り人の姿でしょうか(笑)
距離を取って自分に害がないのか観察してくる。
そして大体の場合は逃げていく
つまり道を譲ってくれるわけですが、ただこれはこちらのほうが弱い生き物だと認識した場合や子供を連れている場合は引いてくれないこともある。
子連れのサルの群れなんかは熊より嫌だなと思うこともあります。

「いやそういうつもりじゃないんだ」

「危害は加えないよ」

「ぬいぐるみみたいで可愛いね~仲よくしようよ」

なんて言っても彼らには通じませんからね。

また出逢った距離や出逢い方でも違います。
相手が冷静さを欠くような、驚くような出逢い方をすると

「もうヤルしかない!」

と向かってくることもあるので、やはり距離があるうちにこちらの存在を知らせることを心掛けたいところです。
ではこちらの存在をアピールするにはどのような方法があるでしょうか?

【音でこちらの存在を知らせる】
先ず思いつくのは熊鈴ではないかなと思います。
これは音でこちらの存在を知らせる手段の一つ


リンリ~ンという鈴の音は、鈴の種類にもよりますが人間の耳でもまあまあの距離でも聞こえる。
特にシーズン初めの木々に葉の無い季節は音が通ります。
逆に言うと草木が生い茂ると葉っぱの消音効果で音が届きにくくなることを意識しておきましょう。

また、沢を遡行する私たち釣り人は落ち込みや滝などのザーっという音の中を進みますから、同じように沢に降りてきた動物には歩いている音や鈴の音も紛れてわかりにくいかもしれませんね。
ましてや魚たちに気取られないように気配や足音を消して歩いているわけですから・・・

前に一度あったエピソードとして、ホームにしている東京近郊の沢での出来事
いつも通りソロで気配を消して釣りあがっていた時のことです。
熊鈴をつけずに一歩一歩足の置き方を意識しながら足音を消し、岩に遮蔽を取りポイントからポイントへ竿を振り歩いていました。
そしてゆっくりと上げた足を下ろそうとし足元を見た瞬間ビックリ!
目に飛び込んできたのは・・・お昼寝中の鹿!
危なく踏みつけるところでした。

熊鈴に関して書いておいてなんですが、私は本州では熊鈴を付けたり付けなかったりします。
理由はよく行く東京周辺のハイプレッシャーな沢では、熊鈴の音も魚たちは意識していると感じるからです。
魚との距離が近い源流域で、なるべく至近距離で釣りたいスタイルなので気取られることは極力避けたい
音は水の中では空気中の4倍の速度で伝わるらしいですし、鈴の音も私たちの会話も絶対に聞こえているはず
そこに棲む魚が気にするかしないかは別として

「前にこの音が聞こえた時に痛い目に遭ったんだよな~」
とか
「あ、人間が来た時の音だ」

って記憶が絶対あると思うんです。

足音も岩を伝わって水中へ
勘のイイ個体はそろりそろり行っても足音を聞いて岸際まで様子を見に来ることもある
まあこのかくれんぼみたいなところが渓流釣りの楽しい所でもありますが。

そういった意味では釣ることに対してマイナス要素ではある熊鈴
それでも何か特別な操作をすることなく歩くたびに音を発する鈴は、動物たちにこちらの存在を知らせるという意味では、手軽で360°方向へ効果的に音を発することができるツールだと思います。
(ちなみに北海道では100%熊鈴は付けます!)

同じ音を出すアイテムで熊鈴よりも効果的なのが爆竹
特に筒状のパイプにグリップの付いた熊おどしと言われるものを使うと音を増幅し指向性を持たせることもできます。


使い方としては、通常束になっている爆竹をほどいて一発ずつにしたら筒の先端に入れて導火線に着火
自分がこれから進む方向へ向けて爆発させて音を発する。
音は高音よりも低音のほうが遠くまで届きます。

そして鈴の音は存在を知らせることはできても野生動物を追い払うような効果は薄い
逆に人間を捕食してやろうと思っている個体が居れば・・・

その点爆竹を使った爆発音は大体の動物が「ヤバい!」と思って逃げ出すことが多いです。

ただ欠点は道具を出して着火、爆発と時間と手間が掛かること
なので、例えばクルマを止めて歩き出す時、数百メートルおきや嫌な予感がした時、糞や足跡、マーキングの痕などを発見した時、臭いを感じた時、そして距離がある状況で動物を発見した時などに鳴らします。
注意するべき点としては、ロケット花火や爆竹は乾燥した山で使うと山火事になるリスクもあるということでしょうか。

ちなみに、私が愛用している道具の一つでスターターピストルというものがあります。
これは運動会でよーいドンに使うアレですね。


アウトドア用品でも有名なEVERNEWさん(元々は体育用品のメーカー)が作っているスターターピストルを愛用しています。

炸薬は競技用紙雷管(薬量0.07g)を使用すると安定した炸裂音を360°遠くまで響かせることができます。
※室内用のMINI雷管(薬量0.01g)という炸薬もあるので注意
またセットから鳴らすまでがスピーディーに行えて爆竹のような不発がほとんどないのも良い点
自己責任ですが雷管をセットしたままゆっくり撃鉄を落として持ち歩けば、鳴らしたい時にすぐに撃鉄を起こして鳴らすこともできます。
が、転んだ時などに暴発することも考えられますのでオススメはしません。
しつこいようですがやるならあくまで自己責任でよろしくです。

昔遊んだおもちゃのピストルでリング状の雷管を使う物もありますが、スターターピストルとは雲泥の差
子供が遊ぶためのおもちゃなので安全面を考慮してありますし、動物を~という意味では音が実用レベルではないですね。
火薬の臭いということでは多少効果はあるのかな?
でもそれなら熊おどしのほうが断然効果的ですね。

ちなみにコスト面で考えるとスターターピストルはかなり高額・・・
雷管が一発20円ちょっとしますし、本体が八千円ぐらい。
単発式と双発式がありますが、携帯性を考えると単発式でしょう。
ただ・・・この商品は二丁セットなんです。
理由は多分、陸上競技でフライングの時にもう一発鳴らすように二丁セットなんでしょうね(笑)
もし購入を検討される場合はお友達とシェアするのが良いかもしれません。


コストの他には重さが一丁400gぐらいあることも山へ持って行くのにはデメリットでしょうか。
私もスターターピストルは、熊が濃いエリアへ行く時や北海道で使いますが、通常は熊おどしのほうを持って行くことのほうが多いです。

あとはホイッスルも手軽に使えて動物達へ自分の存在をアピールするのに使えるアイテム。


STREAM CHASER BACKPACKにはDURAFLEX社製のダイビングホイッスルが標準装備されており、仲間たちとの合図やエマージェンシーにも使えます。
その他、エアー式のホーンや防犯ブザーなど音を発するアイテムもあります。
音で自分の存在をアピールする道具は使いやすさ、コスト、携帯性、効果を総合的にみてフィールドや自身の使い方にあった物を複数チョイスするのが良いと思います。

【鼻が利く動物達にはニオイは有効なメッセージ】
音の次はニオイによる獣除けの方法
熊の嗅覚はとても優れていますし、他の動物達も嗅覚は食べ物を探したり仲間とのコミュニケーション、危険の感知などにとても重要なはずですからニオイを常に感じながら行動しているはず。
ですからそもそもの人間のニオイに加え、虫よけの為の蚊取り線香やハッカ油などニオイの強い物も存在を知らせるという意味では有効でしょう。


さらにニオイを使用して熊を近寄らせないことを目的に作られた「熊不寄」という商品があります。
熊の嫌うニオイの薬剤をペーパープレートにスプレーして使うタイプで使いやすさもGOOD!
これは存在を知らせるだけでなく追い払う効果も期待できるアイテムです。
開発に長い期間を掛けて多くの渓流アングラーによるテストも行い製品化されたアイテムですので信頼性も高いですね。
渓流アングラーの間で今最も注目されている熊対策グッズ
販売店の増えていますので気になる方はプロショップへGO!です。


また、獣除けの蚊取り線香のようなものも市販されています。
これは携帯するというよりは、沢に泊まって釣りをするようなときにベースキャンプで使うのが良さそうです。

ニオイは空気の流れに乗って広がっていきますから、広範囲に対して効果を期待できるかもしれません。
しかし、逆に言うと風の向きや強さに気を配る必要があります。
どういうことかというと風上に向かって釣りあがっていくような日は進行方向へニオイが届かないということです。
特に強い向かい風の日は、前方への効果がほぼなくなってしまう。
ですので経験上、熊に出くわす場合は強めの向かい風の場合が多いので注意が必要です。
また音も空気の振動ですので風の影響を受けることを念頭に置いておかないといけません。

風上に向かう場合、向こうが気がつかなくてもこちらが動物たちのニオイに気がつくのが先になることが多いです。
魚達も気になりますが、風の強い日に風上へ向かう時は少し目線を上げて視界による周囲の警戒と共にニオイにも敏感になっておきたいですね。

【視野を広くとろう】
釣りをしているとどうしても水面ばかり見て視線が下がりがち
あまり釣りに集中しすぎて周りが見えなくなるのは、色々な意味で危険ですから視野を広く取って遡行したいですね。
切れ込んだ谷を歩く時は、野生動物以外にも落石にも気を配る必要があります。
自分が立っている位置が落石の走路になっていないか?不安定な岩や倒木が頭上に無いか?を見ながら行動します。
また野生動物が頭上の斜面に居ると、石や岩を落としてくることもありますので注意が必要です。
眼でみて先に動物たちを見つけられれば音で存在を知らせたり、場合によっては退避してトラブルを回避することもできます。
そして朝早い時間帯、真っ暗な林道歩きなどでは皆さんヘッデン(ヘッドライト)を使うと思いますが、少し明るくなってきて薄暗いような場合でもヘッデンを点けて山の斜面などを照らしながら歩くと、動物たちの目にヘッデンの明かりが反射して光るので薄暗い中でも遠くまで動物たちの存在を確認できます。


ちなみにちょっと脱線してヘッデンの話をすると私はずっとPETZLの物を愛用しています。
クライミングギアや高所作業用品で有名なPETZLですが、元々ケービング(洞窟探検)の用品を作るメーカーとしてスタートし、世界で最初にヘッデンを作ったブランドでもあります。
そんなPETZLのヘッデンは、照射される光の境目が柔らかく自然な視界と明るさが使いやすくて気に入っています。

そしてこれはもはや語る必要もないかもしれませんが、たとえ予定が日中のみの行動だとしても山に入る時は必ずヘッデンを携行するのが山の常識ですよね。
何かアクシデントに見舞われた際にヘッデンがあるのと無いのとでは、状況が雲泥の差
スマホのライトがあるからという人もいますが、明るさや携行性も違いますし、そもそもスマホのバッテリーは通信や位置情報の為に温存するべきです。
信頼できる装備をしっかりとメンテナンスして携行することが安全な山行を支えることになります。

【動物たちの姿を見つけるだけじゃない視界から得られる情報】
実際に動物の姿を見つける以外に多くの情報を得られるのが地面や草木に残された彼らの痕跡です。
足跡からは動物の種類や大きさ、どっちから来てどっちへ行ったのか、天候や足跡のエッジの状態を合わせて考えればいつ頃通ったのかなど多くの情報を読み取れることもあります。
岩の上に濡れた足跡がある時釣り人は「先行者かな?」と勘ぐりますが、よくよく見ると動物の足跡の時も多々ありますね(笑)


あとは糞も得られる情報が多いものの一つ
その他に草を食べた跡や木に付けられた傷、よく踏まれた獣道などにも目を配りましょう。
そこから彼らの生活が見えてくるかもしれません。

【出逢ってしまった時の為に私たちが持てる最後の砦】
上記のように音・ニオイ・視界に気を配り対策していても動物たちと対峙してしまうこともある。
そして、相手が自衛のためや捕食を目的として襲い掛かってくることも考えられるわけです。
そこで最後の砦として携帯するのが熊撃退スプレーやナイフとなるのですが・・・
そのような状況にならないようにするのが大前提であり、スプレーを抜くような状況になったということは武勇伝でもなんでもなくて、安全マージンが充分に確保できておらず、そうならない為の対策が甘かったことを意味します。
あとは自身の不運もありますかね・・・

安全マージンとは事が起きないことが正解であって、対処法であってはいけません。
今回触れている野生動物に関してもそうですが、それ以外に天候やスケジュール、道迷いに落石や滑落、怪我などなど
山では特に充分な安全マージンを取って行動することを心掛けたいですね。


そしてもちろん熊撃退スプレーも万能ではありません。
風の影響も受けますし、噴射時間は数秒と短い。
また、操作に慣れていないと、いざ!という時にうまく使えないばかりか誤射による自爆もあり得ます。
(先日そんなニュースがありましたね・・・)
とはいえ護身のために、民間人が資格の取得も必要なく携帯できる熊対策として熊撃退スプレーは有効なアイテムであり、山へ入るならマストな装備だと思います。

バックカントリーでスキーやスノーボードをする方は、ビーコンやゾンデ、ショベルなどの雪崩対策ギアを携行することが絶対的なルールであり常識です。
同じように登山や釣り、山菜、キノコで山へ入る人は熊撃退スプレーを携行するのが常識な時代にこれからはなっていくのだと思います。
ただ、しつこいようですが持っていれば安心な物ではなく、何重にも敷いた対策の最後の壁であるべきということを忘れてはいけません。

長くなっちゃって文字数の制限を超えたので
後編へ続く・・・