2023/03/22 11:49
今回は、STREAM
CHASER BACKPACKのメインコンパートメントのお話
渓流釣りにおいて、何を持っていくのかは、ポイントや釣りのスタイルで様々。
車を止めてすぐ入渓し、のんびり釣りあがるポイントから、何時間も歩いて入渓点を目指し、険しい山間の谷を遡行する場合もあるでしょう。
日本独特の地形を行く渓流釣りにおいては、この国土に合った釣り用バックパックの答えがあると思います。
それを模索し、たどり着いた一つの答えがこのシェイプと大きさ。
ストリームチェイサーバックパックのメインコンパートメントの容量は22リットル(実測)
リール×2、エマージェンシーキット、浄水器、レインジャケット、非常食、バーナー類、カップ麺、カメラなど
日帰りの釣行では、十分な容量といえます。
そして、里川や手軽なポイントでは、荷物を減らし、両サイドのバンジーコードを引いてコンプレッションすると、ベストのように薄く身体にフィットさせて着用できます。
「安全でストレスフリーな釣行を実現しつつ、十分な容量を確保するのにベストな形状は?」
その答えは、横幅を広くし、高さと厚みを抑えることでした。
これにより容量を確保しつつ、背面に付けたランディングネットが取りやすく、木々の間をすり抜ける際も引っ掛かりにくい形状にしてあります。
メインコンパートメントのファスナーには、フロントポーチと同様YKKのコイルファスナー(裏使い)に撥水加工を施したものを使用しました。
一見、止水ファスナーを使った方が良いように思えますが、止水ファスナーは動きが重く、頻繁に開け閉めする部分には、不向きという結論に。
通常のコイルファスナーにすることで、スライダーの動きが軽く開け閉めも容易。
大きく開きますので、釣行前のパッキングの際も整理整頓がしやすく、 現場での物の出し入れもスムースに行えます。
バックパック上部にあるポケットは、小物類を入れるのに最適。
ここは、そんなに頻繁に使わないものを入れることを想定しており、水に濡れてほしくない車のキーやカメラのバッテリーなどの電子機器を仕舞うことを考えてファスナーは、YKKアクアガードのマットタイプをチョイスしました。
アクアガードは、ファスナーのテープ部分に防水性のあるコーティングを施した止水ファスナー。
止水ですので、水圧がかかるとファスナーのエレメント部分からは浸水しますが、軽い雨程度なら大丈夫です。
水に浸かったり、強い雨では、縫い目などから浸水しますので、バッテリー類はジップロックなどに入れてから仕舞っておくことをお勧めします。
入渓点までちょっと歩くな~
そんなシチュエーションが多い渓流釣りでは、ロッドをバックパックに取り付けられると便利ですよね。
STREAM
CHASER BACKPACKでは、両サイドにロッド用のポケットとバンジーコードを使った固定システムを採用しました。
くちの部分にゴムが入った浅めのポケット部は、マチ付きで少し台形の形状をしています。
これにより、ロッドチューブや収納袋に入ったロッドはもちろん、リールの付いたままのルアーロッドやフライロッドもラインを通したまま折りたたんで収納できます。
取り付けは、とても簡単なので、釣行中の高巻きで両手を使いたい場所は、迷わずロッドを取り付けて、安全マージンを確保してください。
固定には、太さ3mmのゴムコードに通ったアジャスターパーツのフック部分を、パラシュートコードのループに引っ掛け、ゴムコードを引いて締め付けます。
パラシュートコードのループは3か所あり、取り付けるロッドの長さに合わせて選べるようにしておきました。
ロッド以外にも、トレッキングポールやカメラの三脚を取り付けるのも良いと思います。
つづく・・・